「助けてと言えるまちに」暴力団事務所の跡地につくる希望のまち 抱樸(ほうぼく)の新たな挑戦 特集「キャッチ」

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  • Опубликовано: 8 фев 2025
  • 特集「キャッチ」です。北九州市で生活困窮者を支援するNPO法人「抱樸(ほうぼく)」の理事長、奥田知志(ともし)さん。今、「希望のまち」という新たな拠点づくりに取り組んでいます。30年以上活動を続けてきたその信念は、誰ひとり見捨てず「つながり続けること」です。
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    ■NPO法人「抱樸」・奥田知志理事長
    「ここに並んでる方々は、路上で亡くなっていった人たちがほとんどです。」
    1月3日、北九州市小倉北区の勝山公園。並べられた木の札には、路上で息絶えた人や、遺骨の引き取り手がなかった100人以上の「生きた証し」が記されています。
    ■奥田理事長
    「この命、忘れません。黙とう。」
    黙とうを呼びかけたのは、北九州市のNPO法人「抱樸」の理事長、奥田知志さん(61)です。30年以上にわたり、路上生活者などの困窮者に手を差し伸べてきました。
    追悼集会のあとにはカレーが振る舞われました。多くの人の心と体を温めます。抱樸の支援を受けている男性に話を聞きました。
    ■山下さん(67)
    「(普段は)ウロウロ、ウロウロしよるよ。ホームレスじゃん、今。金がない、住むとこも出らないけんし、家賃も払えん。兄弟がいるけど、迷惑かけたくないから。」
    かつては正社員として働いていたという山下さん。借りた部屋をめぐってトラブルになったことから、やむを得ず部屋を出て、路上生活になったといいます。
    ■山下さん
    「夜はどこか寝る所を探して寝るよ。それしかない。」
    ■奥田理事長
    「ちょっとでも体調がおかしいと思ったら、声をかけてくださったら対応しますので、一人で悩まないようにしてください。」
    「抱樸」は冬場、毎週金曜日の夜に炊き出しを行っています。食事や衣類の提供、住まいの確保に向けた援助などを通じて、これまで3700人以上の自立を手助けしてきました。
    この夜の炊き出しには、先日、話を聞いた山下さんの姿もありました。
    ■山下さん
    「楽しいよ、知り合いと話すの。」
    「抱樸」が大切にしてきたのは「つながり続けること」です。
    ■奥田理事長
    「もともと他人だけど、ここで顔を合わせたり、名前で呼び合っている人たちもいます。だから何よりもやっぱり、つながりが大事なんです。関係づくりの場所としても、この炊き出しをやっている。」
    夜が深まると、「抱樸」のスタッフやボランティアは、人通りが少なくなった街に出ます。
    ■ボランティア部・奥田伴子さん
    「毛布もらっといたら?」
    ■スタッフ
    「風邪薬。」
    ■支援を受けた人
    「助かります。鼻水が止まらん。」
    ■伴子さん
    「体調悪そう。本当に悪い時は言ってよ。」
    優しく声をかけるのは、理事長の奥田さんの妻、伴子さんです。
    ■伴子さん
    「外で寝ている方々に声をかけて、健康状態や何か困ったことがないか聞いていきます。」
    ピーク時に比べ大幅に減ったものの、北九州市では今も50人前後の路上生活者が確認されています。去年の秋に「抱樸」と出会ったという、30代の女性の路上生活者もいます。
    ■女性(39)
    「最初に弁当を受け取った時も、 本当に涙が出そうになりました。 本当にありがたかった。『助けてください』とやっと言えたところです。心強いというか、つながるっていいね。」
    この日、広い更地に設けられたプレハブの施設にやってきたのは、山下さんです。
    ■ボランティア部・奥田伴子さん
    「遅かったね。」
    ■山下さん
    「寝とった。」
    ■伴子さん
    「寝坊かいな。」
    「抱樸」とつながった人たちが集まり、週に1回の交流会が開かれていました。
    ■山下さん
    「山下と言います。よろしくお願いします。」
    ■伴子さん
    「遠いところから歩いてきて。」
    ■山下さん
    「毎週毎週きついけどね。楽しいわね。」
    ■伴子さん
    「何が楽しかった?」
    ■山下さん
    「全部よ。」
    プレハブの施設での交流会は、この日が最後でした。
    ここはかつて、北九州市の特定危険指定暴力団、工藤会の本部事務所があった場所です。この土地を取得した「抱樸」は、「希望のまち」として新たな福祉の拠点づくりを始めます。
    ■奥田理事長
    「助けてって言える、助けてって言われる“まち”にしたい。私がいる、あなたがいる、なんとかなる、これがこの“まち”のテーマです。」
    資材の高騰などで計画に遅れが出ていましたが、全国からおよそ5億円の支援が寄せられ、ようやく起工式を迎えました。
    2026年3月の完成を目指す福祉施設には、生活が苦しい人たちが一時的に暮らせる個室を用意し、地域住民との交流スペースも設ける予定です。
    ■奥田理事長
    「つながりは圧倒的に量が問題です。いろんな人が包み込むように出会っていく方が強いですね。1本の太いロープで結ぶより、100本、1000本の糸でからめる方がきっとうまくいく。今度は個別の支援だけじゃなくて、まちづくりです。どういうまちがあるべきなのか、これから本格的に挑戦することになります。」
    底冷えする夜の街に、ベンチに座る山下さんの姿がありました。
    ■山下さん
    「こういう生活はもう嫌よ。今からもうちゃんとするよ。みんなから言われちょうけ。ことしはもう腹くくってせなダメよっち。今までの問題も片づけて心機一転、またせないかん。」
    誰かの支えがあれば人は何度でもやり直せる、抱樸が目指すのは孤立する人のいない「希望のまち」です。
    ※FBS福岡放送めんたいワイド2025年1月29日午後5時すぎ放送
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    / fbs_news5

Комментарии • 6

  • @momo-lala
    @momo-lala 6 дней назад +4

    奥田先生をはじめとする抱樸の皆様の素晴らしいお働きに尊敬と感謝を致します。

  • @すばる-j9r
    @すばる-j9r 5 дней назад

    仕事で抱樸に関わりましたけど本当に良く動いてくれるありがたい存在でした
    新施設は救護って話でしたけど、無低にするのかな?

  • @kawakamitsuyoshi
    @kawakamitsuyoshi 6 дней назад +2

    ひえ~、
    トウキョウも、フクオカもだな、、、
    ごはんはたすかるが、
    やはりすむところなんだよな。
    みんかんの、ねかふぇなんかも、アメ、ユキのひなんか、たすかる。
    だいったい、のみもんはついとるし、だんぼうもあるやんな、、、

  • @yuya51016
    @yuya51016 6 дней назад +2

    仕事はいくらでもありますよ。他人に頼りぐらいなら自分に頼れば良い。

  • @zegapain275
    @zegapain275 7 дней назад +5

    共産党系の怪しい団体の広告するのか

    • @ippeko66
      @ippeko66 5 дней назад

      統一教会きも